頸動脈手術のリスクと注意点
米国脳卒中協会によると、頸動脈手術は脳卒中のリスクを最大80%低減できるとされていますが、すべての医療行為と同様に一定のリスクが伴います。
手術の種類
頸動脈手術には主に「頸動脈血管形成術(アンジオプラスティ)」と「頸動脈内膜除去術(エンドアーテレクトミー)」があります。アンジオプラスティは低侵襲のカテーテル治療で、エンドアーテレクトミーは開腹手術でリスクが高めです。
検討すべき点
エンドアーテレクトミーは脳卒中のリスクを大幅に低減しますが、手術経験の豊富な外科医が行うことが重要です。ただし、手術中や術後に脳卒中や死亡といった重大な合併症が起こる可能性があります。
合併症と影響
エンドアーテレクトミーを受けた患者の1〜3%が手術中または直後に脳卒中を起こします。また、頸部の神経が損傷することがありますが、多くは腫脹や牽引による一時的な機能障害で、2週間程度で回復します。
リスク要因
高血圧、糖尿病、他の血管に閉塞がある方は手術リスクが高まります。
頸動脈血管形成術(アンジオプラスティ)
アンジオプラスティはバルーンで閉塞部を拡張し、ステントと呼ばれる小さなチューブで血管を固定します。広く行われていますが、長期的な効果はまだ研究段階です。
