胆嚢ポリープの治療法と手術の流れ
腹腔鏡下胆嚢手術
1cm未満のポリープは通常悪性ではなく、腹腔鏡手術で除去できます。腹部に小さな切開を入れ、二酸化炭素で腹腔を膨らませ、カメラと器具を挿入してポリープを切除します。がんが確認されない限り、追加の手術は不要です。
腹腔鏡手術は開腹手術に比べて安全性が高く、術後の痛みが少なく、回復が早いのが特徴です。日帰り手術が可能なケースもあります。
胆嚢摘出術(胆嚢全摘)
1cm以上のポリープはがん化するリスクが高く、胆嚢壁や他臓器へ浸潤することがあります。その場合は胆嚢全摘術(胆嚢摘出術)で患部を完全に除去します。必要に応じて術後に化学療法を行うこともあります。
胆嚢摘出術は開腹手術で、右上腹部に2〜4インチ(5〜10cm)の切開を行い、胆嚢と周囲組織、リンパ節を採取して病理検査を行います。
手術前・手術中・手術後の流れ
手術前には身体検査とレントゲン検査が行われ、外科医が手術の詳細を説明し質問に答えます。
腸内洗浄が必要な場合があり、手術数日前から特定の食事制限が指示されます。また、抗炎症薬、血液凝固抑制薬、ダイエット薬、セントジョーンズワート、ビタミンEなどの服用は中止します。手術当日は抗菌石鹸で全身を洗浄します。
手術中は病院用ガウンに着替え、手術部位を消毒します。点滴で水分と薬剤を投与し、麻酔科医が全身麻酔を管理します。
手術後は切開部を縫合またはステープルで閉じ、滅菌ドレッシングを行います。日帰り手術の場合は麻酔が覚め、バイタルサインが安定すれば帰宅できます。入院が必要な場合は通常1〜2日間の観察入院となります。
