埋め込み型除細動器(ICD)手術後の回復方法

埋め込み型除細動器(ICD)は、突然の心停止リスクがある患者に植え込まれる装置です。致死性不整脈が起きた際に心臓にショックを与えてくれます。手術は約2時間で、通常は入院1泊が必要です。手術後は以下のガイドラインに従うことで、適切に回復できます。

回復のための具体的な手順

  1. 左腕を肩の高さ以上に上げない(約1か月)
    左腕を肩より上げると、心臓内のリードが抜ける恐れがあります。瘢痕組織がリードを固定するまでに約1か月かかりますので、この期間は左腕を上げないようにしてください。
  2. 5ポンド(約2.3kg)以上の重さを持ち上げない(約1か月)
    重いものを持ち上げると切開部やリードに負担がかかり、リードがずれる可能性があります。牛乳1ガロンは5ポンド以上ですので、持ち上げるものは注意してください。
  3. 最初の1か月は運転しない
    車のハンドル操作で左腕を急に引くことがありますが、これがリードに痛みや損傷を与える恐れがあります。家族や友人に送迎を依頼しましょう。
  4. 痛みがある場合は医師処方の鎮痛薬を使用する
    手術後は思った以上に痛みを感じることがあります。処方された鎮痛薬があれば指示どおりに服用し、処方がない場合は必要に応じてイブプロフェンなどを使用してください。
  5. ICD情報カードを常に携帯する
    空港や高セキュリティエリアで金属探知機(ワンド)にかざされると、ICDに影響を与える可能性があります。カードを提示してワンド検査を避けましょう。

上記の注意点を守れば、ICD手術後の回復はスムーズに進みます。不安な点があれば遠慮なく担当医に相談してください。

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