心臓の機能―血液循環とポンプ作用の仕組み

心臓の主な役割

1. 血液を送り出すポンプ作用

心臓は全身に酸素と栄養を届け、二酸化炭素や老廃物を回収するため、2つの循環系を使って血液を循環させます。

全身循環(体循環):右心房が全身から戻ってきた酸素の少ない血液を受け取り、右心室がそれを肺へ送り出します。肺で酸素を取り込み、二酸化炭素を放出した血液は左心房に戻り、左心室から全身の組織へと送り出されます。この過程で細胞は必要な酸素と栄養を受け取り、老廃物は回収されます。

肺循環(肺血流):右心房に入った脱酸素血は右心室を経て肺へ送られ、そこで酸素を取り込み二酸化炭素を放出します。酸素化された血液は左心房へ戻り、左心室から再び全身へと循環します。

2. 血圧の調整

血圧は血液が血管壁にかける力であり、心臓の拍出力が直接影響します。心臓は収縮の強さや拍動数を変えることで血圧を自動的に調節し、低すぎても高すぎても適切な範囲に保ちます。

たとえば、血圧が低下したときは心拍数や収縮力を上げて血圧を上げ、逆に血圧が上がりすぎたときは心拍数や収縮力を抑えて血圧を下げます。

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