セフトリアキソン投与時の看護介入ポイント
セフトリアキソン投与時の看護介入
1. バイタルサインのモニタリング
体温、脈拍、呼吸数、血圧を定期的に測定し、特にセフェム系抗生物質に対するアレルギー既往がある場合は副作用の兆候に注意します。
2. 過敏症の評価
投与前に患者にセフェム系やペニシリン系のアレルギー歴を確認し、必要に応じて代替薬を検討します。
3. 薬剤相互作用の確認
抗凝固薬、アミノグリコシド系、経口避妊薬などとの相互作用に留意し、用量調整や副作用のモニタリングを行います。
4. 静脈内投与の注意点
セフトリアキソンは30〜60分かけてゆっくりと点滴し、局所的な血管刺激や疼痛を防ぎます。投与前にメーカーの希釈指示に従い、他の点滴液との適合性を確認します。
5. 注射部位の管理
炎症、紅斑、漏出などの兆候がないか定期的に観察し、感染リスクを減らすため48〜72時間ごとに穿刺部位を変更します。
6. 水分摂取の促進
腎毒性を防ぎ、薬剤の排泄を確実にするため、1日あたり2〜3リットルの十分な水分摂取を指導します。
7. 妊娠・授乳中の注意
妊娠可能年齢の患者には、妊娠・授乳中の使用リスクとベネフィットを説明し、妊娠中に投与する場合は胎児心拍の異常をモニタリングします。
8. 患者教育
薬の目的、投与量、副作用について説明し、異常があれば速やかに報告するよう指示します。また、症状が改善しても耐性菌予防のため、全治療コースを完了させる重要性を強調します。
