フルスペクトル照明のメリット

視覚への影響

Lighting Research Center の報告によると、フルスペクトル照明が視覚に与える影響についていくつかの正当な点はあるものの、視覚情報の認識速度や正確さを向上させるわけではありません。むしろ、色の彩度が深く感じられ、白色がより明るく見えるため、同じ部屋でも従来の白熱灯より明るく感じられます。

全体的な健康への影響

フルスペクトル照明が自然光と同様に健康を改善するとする主張は、研究では裏付けがありません。人間の覚醒・睡眠リズムは主に光の波長が短い青色光により調整されますが、フルスペクトル照明でなくても同様に調整可能です。そのため、フルスペクトル照明が白熱灯より健康に大きな恩恵を与えるという証拠はありません。

心理的効果

季節性情動障害(SAD)は光療法で治療されますが、必ずしもフルスペクトル光が必要というわけではありません。SAD の治療は、非常に明るい白色光を30分程度浴びることが一般的です。フルスペクトル照明は部屋を明るく見せるため、気分をやや向上させる可能性はありますが、心理的効果を裏付ける明確な研究は不足しています。

その他の利点

鳥類はビタミンD合成に自然光が必要なため、ペットの鳥を飼う方にはフルスペクトル照明が推奨されます。市販の鳥用フルスペクトル電球はUVA・UVB を含む紫外線を放出し、通常の電球より高価です。また、室内園芸でも光合成に必要な波長を提供できるため、フルスペクトル照明が利用されますが、広範囲にわたる栽培では安価な蛍光灯でも代替可能です。

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