コロイド銀(コロディアルシルバー)の使用と注意点

ミネラルとしてのコロイド銀は、さまざまな用途に「万能薬」として宣伝されていますが、WebMDによると体内での機能や効果は確認されていません。用途に応じて経口摂取や外用が可能ですが、1999年に米食品医薬品局(FDA)はコロイド銀を含む市販薬の販売を禁止しました。現在でも、FDAの管轲外である栄養補助食品として販売されていますが、代わりに他の治療法を検討した方が賢明です。

効果の根拠

  • 代替医療の専門家であるアンドリュー・ワイル博士は、体が銀を必要としないこと、そして「万能薬」としての評判に裏付けとなる証拠はないと指摘しています。銀の殺菌作用は医療用途としては限定的です。メイヨークリニックのブレント・A・バウアー医師も、信頼できる医学誌にこのサプリメントの有効性を示す研究は掲載されていないと述べています。

主な使用例

  • 抗菌性があるとされ、一部では抗生物質の代替として提案されていますが、ワイル博士は効果がないと指摘しています。その他、酵母や真菌感染、HIVなどのウイルス感染、寄生虫感染やマラリア、免疫機能低下を招くミネラル不足の改善など、幅広い用途が主張されています。さらに、肺疾患、皮膚トラブル、前立腺・胃・大腸・鼻・膀胱の炎症、糖尿病、アレルギー、歯周病、がんなどへの効果も謳われていますが、科学的根拠はありません。

副作用

  • 経口摂取により皮膚や粘膜が永久的に青灰色に変色する「アルギリア」と呼ばれる状態が起こります。銀が体内に沈着し、最初は歯茎に現れます。メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターは、発作や腎障害との関連を指摘しています。その他、疲労感、胃部不快感、頭痛、皮膚刺激なども報告されています。外用で火傷に使用した場合、血液中の酸素運搬量が低下する状態が報告されています。

使用上の注意

  • 妊娠中・授乳中の使用は避けてください。母体の血中銀濃度が高いと、顔・首・耳に異常が生じることがあります。コロイド銀は抗生物質、甲状腺ホルモン、ウィルソン病や関節リウマチの治療に用いられるペニシラミンと相互作用する可能性があります。ワイル博士とバウアー医師は安全性に疑問を呈しており、潜在的な健康リスクがあるため、代替の治療法を検討することを推奨しています。

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