ブラックパール(中国特許薬)に関する注意点
ブラックパールと呼ばれる中国特許薬は、黒く小さな丸錠です。抽出・濃縮した中国ハーブを原料とし、特許という語は製造工程の処方が中国の法律で定められていることを指すだけで、実際に特許が取得されているわけではありません。米国では有害成分や違法薬物が含まれることがあり、使用は推奨されません。
錠剤のコーティングと成分
中国本土で製造されたブラックパール錠は、黒いコーティング(丹)にシンナーバー(赤汞)を使用しています。シンナーバーは水銀を含み、重金属中毒の報告があります。コーティングや錠剤内部の正確な成分はラベルに記載されておらず、秘密とされる配合も存在します。
薬物混入(不純物)
ハーブは微量では強い効果を示さないため、強い効果を謳う錠剤は薬物混入の可能性があります。混入物は効果を高める目的で添加された化学薬品や処方薬です。ブラックパールの一部製品には、米国で違法とされる処方薬が含まれ、喘息・鎮痛・関節炎治療用のものでは致死的な薬剤が検出されています。心臓病用の配合には致死性のカエル毒が使用されている例もあります。
汚染
中国製の特許薬の多くは、ヒ素、水銀、鉛などの有害金属が規定値を超えて含まれています。伝統的な中医学では、短期間・医師の管理下であれば治療に必要とされることがありますが、実際には高血圧、発熱、外傷、喉の痛み、痔、皮膚痒、風邪・インフルエンザなど様々な症状の治療薬にヒ素が混入しています。
許容できる配合例
一部の中国ハーブ製品は、金属や有害物質の含有量が法的基準内に収まっているとされています。例としては「八味茶」や「八宝茶」、女性用の「貴婦人丸」などがあります。また、米国食品医薬品局(FDA)が安全と認めている製品には、前立腺用錠、タツノオトシゴ生殖強壮錠、そして「余泉(ユ・チュエン)渇望除去錠」などがあります。
