黄色根(イエロールート)とは何か?

黄色根(学名:Xanthorhiza simplicissima)は、キンポウゲ科に属する低木で、民間医療や染料として利用されます。サプリメント店や庭園でも見かけることが多い植物です。

歴史

米国南部の住民は、古くから黄色根を民間薬として使用してきました。糖尿病や高血圧、喉の痛みや口内感染の治療に用いられましたが、現在のところこれらの効果を裏付ける臨床的エビデンスはありません。

分布

黄色根は、ニューヨーク州南西部からケンタッキー州、フロリダ州にかけての森林地域に自生しています。沿岸部より山岳部に多く、特に小川の流れ辺に頻繁に見られます(デューク大学の調査による)。

形態・特徴

高さは約30〜60センチメートルの低木で、5枚の細長い小葉からなる複葉を持ちます。小葉は長さ約2.5〜7.5センチメートルで、鋸歯状の縁が特徴です。春になると、単独または小房で紫がかった茶色の小さな花を咲かせます。樹皮と根は鮮やかな黄色を呈します。

利用用途

伝統的に染料植物としても利用され、根や茎から黄色の染料が抽出されました。

注意点

黄色根にはベラリンが含まれており、子宮の活動を刺激するため妊娠中の摂取は禁忌です。また、血液凝固を阻害し、心臓に対して不利な刺激を与える可能性があります。

将来性

ベラリンは下痢の治療に有効とされ、黄色根はベラリン含有量が高いため、下痢薬の原料としての可能性があります。インドや中国では、何千年もの間ベラリンを含む植物が下痢治療に利用されてきました。

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