イラクサ(スギナ)の効能と利用法

イラクサ(ウルティカ・ディオイカ)は、ヒトの体にさまざまな興味深い効果をもたらす植物です。葉・茎・根は、尿路系の障害に内服で、関節痛やリウマチには外用で利用されます。また、収れん作用と利尿作用があることでも知られています。ビタミンB1が含まれ、若い葉はサラダやシチューに用いられます。

理論

イラクサに含まれる多糖類(ポリサッカライド)やレクチンが主な有効成分です。葉のトゲが放出する化学物質は抗炎症・鎮痛作用を示し、フラボノイドは抗ヒスタミン効果が期待されています。

抗炎症作用

イラクサを皮膚に塗布すると、炎症性物質であるプロスタグランジンの生成が抑制されます。茎や葉にある細かい毛(トゲ)は刺激物質を含み、触れると痛みがありますが、筋肉や関節の痛みを和らげる効果が報告されています(メリーランド大学医療センター)。

尿路系の問題への効果

イラクサは尿酸の分泌を促し、膀胱・腎機能を刺激し、消化・血行を改善します。前立腺肥大による排尿障害の緩和に用いられますが、前立腺のサイズ自体を縮小させる効果は、フィナステリドなどの薬剤ほどではありません。

なぜ効果があるかは明確ではなく、テストステロンやエストロゲンのバランスを変える成分が関与している可能性や、前立腺細胞に直接作用する可能性が示唆されています。

その他の健康効果

イラクサは長年、痛風、貧血、関節炎、湿疹の緩和に利用されてきました。また、花粉症、腱炎、捻挫、虫刺されの治療にも用いられ、アレルギー反応時に体内で生成されるヒスタミンの量を減少させる可能性があります。

使用上の注意

長期使用により利尿作用が強くなると、血液検査の電解質、カリウム、血中窒素、ナトリウム、尿酸、ヨウ素結合タンパク質、グルコースなどの数値が変動することがあります。

ビタミンAやレチノイン酸を含むニキビ治療薬を使用中の場合、イラクサを外用すると皮膚に悪影響を及ぼす可能性があるため、併用は避けてください(Applied Health)。

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