カトゥアバハーブの概要と効果
概要
カトゥアバハーブは、ブラジルのアマゾン熱帯雨林に自生する複数の樹木の樹皮から抽出されるハーブです。ブラジル国内ではワインに浸したものがスーパーマーケットで販売され、海外ではカプセルや粉末、ティー、チンキとして販売されています。性機能の向上やエネルギー補給を目的とした商品としても知られています。
出所
カトゥアバの樹は北部ブラジルに分布し、樹皮から作られるハーブは「タトゥアバ」「パウ・デ・レポスタ」「カラムル」「チュチュハシャ」などとも呼ばれます。主に以下の3種が利用されます。
- Trichilia catigua(大型カトゥアバ)― 樹高20〜33フィートに達する大型樹。
- Erythroxylum catuaba(小型カトゥアバ)― 樹高6.5〜13フィートの速成樹。
- Erythroxylum vacciniifolium(小型カトゥアバに類似)
歴史
カトゥアバは少なくとも300年、恐らく数千年にわたりアマゾンの先住民族に利用されてきました。天然の催淫剤・リビドー増強剤として知られ、神経系を刺激する自然療法としても用いられました。部族の歌にもカトゥアバが称えられています。西欧への紹介は1990年代頃で、近年では多くのアマゾン植物と同様に医薬品としての可能性が注目されています。
主な用途
カトゥアバは以下のような効果が期待されます。
- 神経系の強化・不安感の軽減
- 睡眠の改善と性機能の向上
- 抗炎症・抗ウイルス作用による血管拡張・強化
- 疲労、心気症、不眠、勃起不全、坐骨神経痛の緩和
- 集中力向上、血圧低下、免疫力増強、自然エネルギーの補給
研究成果
ブラジルの研究者は、Trichilia(大型カトゥアバ)抽出物を高用量で投与すると、炎症に関与する酵素を完全に阻害できることを2004年12月に『Phytotherapy Research』で報告しました。日本の研究者は、Erythroxylum(小型カトゥアバ)抽出物を致死量の大腸菌、ブドウ球菌、さらにはHIVに感染したマウスに投与し、1992年の『In Vivo』誌にその保護効果とHIV抑制効果を掲載しています。
