キニーネはどのように作られるのか?

キニーネは、コロンビアからボリビアまで赤道付近に自生するシンコナ樹の樹皮から抽出される天然の薬効成分です。伝説によれば、1638年にシンチョン伯爵夫人がこの樹皮を使用してマラリアを治したことから、樹木は彼女の名前にちなんで名付けられたと言われています。

収穫

  • シンコナの幹を叩いて樹皮を剥がします。収穫された樹皮の約半分は、キニーネ入りの炭酸飲料やトニックウォーター、苦味料として食品業界で利用され、残りは処方薬のキニジン製造に使用されます。

煎出(デコクション)

  • 樹皮を細かく砕き、沸騰させて抽出液を作ります。この液はマラリアはもちろん、消化不良や貧血など様々な症状の治療に用いられます。

酊剤(ティンチュア)

  • 樹皮をアルコール(例:ウォッカ)に浸し、数週間置くことでキニーネを抽出します。得られた酊剤は医薬品として使用されます。

豆知識

  • ジン・トニックの苦味はキニーネが由来です。大量に摂取すれば毒性がありますが、トニックウォーターに含まれるキニーネは極めて微量で、ジン自体が先に有害になるほどの量は決して摂取できません。

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