ハーブと薬用植物の利用と政府の規制
分類
米国食品医薬品局(FDA)はハーブサプリを「栄養補助食品」として扱います。そのため、製造者は製品をFDAに登録したり、販売前に承認を得る必要はありません。1994年の栄養補助食品健康教育法は製造者に安全性の責任を課すものの、医薬品のような事前審査は求めません。安全性に問題があると判断された場合は、FDAが販売停止や回収などの措置を取りますが、これは事後対応です。
誤解
栄養補助食品に分類されているため、ハーブ製品が「病気を治す」や「予防する」といった効能を謳うことは禁じられています。代わりに、製品が「免疫機能をサポートする」など、一般的な健康状態に対する機能性の主張は、根拠があれば許容されます。根拠のない誤解を招く表示を行った場合は、連邦取引委員会(FTC)の罰則対象となります。
注意点
「自然」だから安全とは限りません。毒キノコが自然界に存在するように、ハーブサプリにも未知の成分や副作用が含まれることがあります。たとえば、カバは肝臓に負担をかけることが報告されています。また、他の医薬品と相互作用し、効果が減弱したり副作用が増えるリスクもあります。
規制の変化
2007年6月、FDAはハーブや栄養補助食品に対する新たな規則を発表しました。製品に汚染や表示と異なる成分が含まれる事例が相次いだことを受け、製造業者は「適正製造規範(GMP)」を遵守することが義務付けられました。この規則は3年間の移行期間を経て、2010年8月に全面施行されました。
可能性と課題
批判者は現在の規制が不十分で、効果が不明な製品が市場に出回るリスクがあると指摘します。一方で、ウコンのクルクミンやニンニクなど、一部のハーブは研究で健康効果が示唆されています。ハーブ医薬は従来の医薬品審査プロセスに合わない面があるため、別途評価制度が必要だという議論もあります。
購入時の考慮点
ハーブサプリを検討する際は、信頼できる情報源を選びましょう。インターネット上の根拠の薄い主張に惑わされず、PubMedやNCCAMなどの公的データベースで科学的根拠を確認することが重要です。また、服用中の医薬品との相互作用を避けるため、医師に相談することをおすすめします。なお、本記事は医療アドバイスを提供するものではありません。
