ミドウスイートの副作用と注意点
ミドウスイート(学名:Filipendula ulmaria)は、ヨーロッパ原産の多年草で、最大約1.5メートルの高さに成長し、白い小さな花が甘いアーモンドのような香りを放ちます。ハーブ医療では花を用いて、風邪やインフルエンザ、変形性関節症、リウマチ、消化不良、胃潰瘍、過酸症などに使用されますが、使用にあたっては注意が必要です。
特性
ミドウスイートはフラボノイドが豊富で、サリチル酸系化合物(サリシン、サリチルアルデヒド、メチルサリチル酸)を多く含みます。これらはアスピリンに類似した成分で、抗炎症、鎮痛、解熱効果があります。
アスピリンに関する注意
サリチル酸に感受性がある、またはアスピリンにアレルギーがある人はミドウスイートの使用を避けるべきです。喘息、痛風、糖尿病、血友病、活動性胃潰瘍、低プロトロンビン血症、腎臓病、肝臓病の方も同様です。子どもに与えるとレイ症候群のリスクが高まるため、禁忌とされています。
薬物相互作用
血液をサラサラにする作用があるため、抗凝固薬や血小板抑制薬(例:アスピリン)と併用すると効果が増強し、出血リスクが高まります。ビスマスサリチル酸やチクロピジンなどサリチル酸を含む薬剤も同時使用は避けてください。
出血リスク
関節炎やがんの治療目的で使用されることがありますが、血液凝固を阻害し出血しやすくなります。ミドウスイートと同様に血液を薄めるハーブとして、銀杏、にんにく、しょうが、ジンセン、ウィローバーク、トウガラシ、ブルーベリー、フェーバーなどがあります。
ワルファリンとの相互作用
ワルファリンはビタミンKの利用を阻害し抗凝固作用を示しますが、ミドウスイートと併用するとその効果がさらに強まり、重大な出血を引き起こす恐れがあります。天使の尾、アルニカ、ブロメライン、カモミール、デビルズクロー、フェヌグリーク、フェーバー、にんにく、しょうが、ジンセン、緑茶、甘草、パッションフラワー、レッドクローバー、ターメリック、ウィローバークなどもワルファリンと相互作用する可能性があります。
使用上の注意
ミドウスイートを使用する際は、必ず医師や薬剤師に相談し、現在服用中のサプリメントや薬剤を伝えてください。手術や医療処置を受ける前にも必ず報告しましょう。
