タラゴン(アルテミシア・ドラクンクルス)の白内障予防効果

アルテミシア・ドラクンクルスは、タラゴン、ドラゴンワート、シルキーウーミンウッドなどの別名で知られるハーブです。近年の研究では、この植物の抽出物が糖尿病患者の白内障進行を抑制する可能性が示唆されています。

糖尿病と白内障の関係

糖尿病では血糖が過剰になり(高血糖)、アルドース還元酵素という酵素が活性化します。この酵素はブドウ糖をソルビトールに変換し、眼の水晶体にソルビトールが蓄積すると水分が引き込まれ、白内障が形成されやすくなります(Annals of Clinical Laboratory Science)。

酵素活性の抑制

タラゴンから抽出された成分は、アルドース還元酵素がブドウ糖をソルビトールに変える作用を部分的に阻害します。Phytochemistry の報告によれば、酵素活性は約40%低下し、糖尿病性白内障の進行が遅れることが確認されています。

血糖値の低下効果

さらにタラゴンは血糖値の低下にも寄与します。GLP‑1(グルカゴン様ペプチド‑1)の活性化を促進し、インスリン分泌を増加させると同時に、PTP‑1B(タンパク質チロシンホスホトランスフェラーゼ1B)を抑制してインスリン受容を改善します。この作用により、間接的に白内障の進行も抑制されます。

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