うつ病に効果的なセントジョンズワート(ヒペリカム・ペロフォラタム)
概要
ヒペリカム・ペロフォラタム(セントジョンズワート)は、北米東部や太平洋岸に自生する多年草です。黄色い花は6月から9月に咲き、葉と花がうつ病などの治療に利用されます。
有効成分
主な有効成分はハイパーシンと擬ハイパーシンで、抗うつ作用が期待されています。その他、キサントンやフラボノイドも含まれ、コルチゾール低下やGABA活性化に寄与するとされています。
科学的根拠
米国国立補完代替医療センター(NCCIH)は「軽度〜中等度のうつ病に対し、セントジョンズワートの効果が示唆されている」と述べています。ドイツのシュワーベ製薬が資金提供した研究では、特定抽出物がプラセボより有意に効果的で安全性も確認されました。一方、重度のうつ病に対してはプラセボと同等とする報告もあります。
使用上の注意
カプセル、チンキ、ハーブティーなどで用いられ、一般的な用量は1日3回、食事と共に300 mgです。医師に相談せずに他のハーブやサプリ、処方薬と併用しないでください。抗うつ薬やワルファリン、ジゴキシン、経口避妊薬、HIV・がん治療薬と相互作用する可能性があります。重度のうつ病には使用しないでください。
副作用
不安感、口渇、めまい、胃腸症状、倦怠感、頭痛、性機能障害などが報告されています。また、光感受性が高まりやすく、日光や紫外線に長時間さらされると皮膚の水ぶくれや炎症を起こすことがあります。特に肌の色が白い方は注意が必要です。
