スイートバイオレットとがん

スイートバイオレット(甘いすみれ)

スイートバイオレットは古代から食用・薬用として利用されてきました。約2000年前の文献にも登場し、春になると紫色の小さな花を咲かせる多年草です。葉や花はビタミン源として食べられ、葉は砂糖漬けに、花はサラダの彩りに使われます。全草が食用可能です。

現在でも庭園や野原で手間なく繁殖し、種子や塊根(チューブラー根)で広がります。

重要性

すみれはフラボノイドの一種であるルチンを多く含み、天然のアスピリンに相当します。古くは湿布として皮膚がんに使用され、抗炎症作用が期待されました。また、肺疾患や頭痛、めまいの緩和にも用いられました。

歴史的背景

プラニウスやホメロスといった古代の薬草学者・哲学者がすみれを処方していました。以降も利用は続き、現在の英国薬局方(British Pharmacopoeia)でも使用方法が記載されています(がん治療薬としての正式承認はありません)。

医療用途

現代では頭痛や全身の痛みを和らげる軽度の鎮静剤として、またHIVの予防・治療補助、皮膚トラブルの外用として利用されます。飲用はティーやシロップ、食用はサラダに葉を加える形が一般的です。

がんへの応用

血液浄化効果が期待され、化学療法や放射線療法と併用されることがあります。これまでにすみれとがん治療との有害な相互作用は報告されておらず、逆に有害事例も確認されていません。

使用方法

  • 外用軟膏:葉約36枚を温めたラード2オンスで煮込み、キャベツのような柔らかさになるまで加熱し、こして保存。患部や腫れたリンパ節に塗布します。
  • すみれティー:乾燥葉2オンスを1クォートの水で沸騰させ、緑色になるまで約12時間放置し、再度沸騰させてから冷やす。2時間ごとに数オンス飲み、1日以内に消費します。

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