レッドクローバーのリスクと注意点

レッドクローバーは、米国国立衛生研究所(NIH)傘下の補完代替医療センターで活性成分と人体への影響が研究されています。古くから咳止めや更年期症状、湿疹の緩和、去痰剤として利用されてきましたが、現時点で更年期症状の緩和以外の有効性は十分に裏付けられていません。

イソフラボン

レッドクローバーにはイソフラボンと呼ばれる植物性エストロゲン様化合物が含まれます。これらは重篤な副作用は報告されていませんが、発疹・吐き気・頭痛を引き起こすことがあります。生殖への影響は不明で、メリーランド大学医療センターは大量摂取した動物が不妊になる例を報告しています。

イソフラボンはホットフラッシュの緩和や血行改善が期待されていますが、更年期症状への効果は研究結果が結論に至っていません(参考文献2)。

薬物との相互作用

レッドクローバーのイソフラボンは抗凝固薬やエストロゲン補充療法と相互作用し、薬効を増強する恐れがあります。また、肝臓で代謝される薬剤の分解を妨げる可能性があります。

ウィライト州立大学薬学部によると、レッドクローバーに含まれるバイオカニンAやフォルモノネチンは、アレグラ(フェキソフェナジン)、メバコール(シンバスタチン)、ハルシオン(トリアゾラム)などの薬剤と相互作用することが報告されています。

妊娠・授乳中の女性

一般的には安全とされていますが、NIHは妊娠中・授乳中の使用を避けるよう勧告しています。エストロゲン様作用がホルモンバランスを乱し、胎児や乳児に影響を及ぼす可能性があるためです。

フラックス種子などの植物性エストロゲンに関する動物実験では、胎児の異常やがんリスクが示唆されています。米国疾病管理予防センター(CDC)も高用量のエストロゲン様化合物が胎児のホルモン環境を変える可能性を報告しています。

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