消化器系への効果
ミントは古くから消化器系のトラブルに用いられています。米国国立医学図書館(NLM)は、ミントを胸やけの伝統的治療薬として紹介していますが、ペパーミントオイルは逆に胸やけや胃食道逆流症(GERD)を悪化させる恐れがあります。その他、ガス、胃炎、疝痛、つわりなどにも利用されてきました。
米国メリーランド大学医療センター(UMMC)の研究では、ペパーミントが過敏性腸症候群(IBS)や消化不良の症状緩和に有望であることが示されています。乾燥または新鮮なミント葉でミントティーを淹れるか、健康食品店で販売されているカプセル・チンキを利用してください。
ミント自体は安全に摂取できますが、ペパーミントオイルに含まれるメンチオールは体重1kgあたり1gを超えると致死性があるため、使用量には注意が必要です。
外用用途
UMMCは、ペパーミントオイルの「鎮静・麻痺作用」が皮膚刺激、筋肉痛、歯痛、風邪の症状緩和に有効と報告しています。伝統的な外用法としては、胸や筋肉へのマッサージ、痒み・じんましん・水痘の緩和、日焼け止めや蚊除けがあります。
市販のミント系外用製品には、バーム、軟膏、チンキ、オイルラブがあり、目的に応じて選択できます。
アロマテラピー
ミントの強い芳香は、ストレス軽減やリラックス効果が期待できるとされています。キャンドルやポプリ、シャンプー、石鹸、入浴剤、香水、ボディローションなどに利用され、神経を落ち着かせます。マッサージやネイルサロンでも、ミント香のローションが筋肉のこりや不安感の緩和に使われます。
また、メンチオールの吸入は鼻詰まりの緩和に役立つとNLMが報告しています。庭で育てるだけでも自然なアロマテラピーが可能です。チョコレートミント、パイナップルミント、バジルミント、スペアミント、ダブルミント(スペアミント×ペパーミントのハイブリッド)、アップルミントなど、多彩な香りの品種が選べます。
