ウコン(ターメリック)根の薬効と健康効果

ウコンの根はショウガに似た外観で、同じスパイス科に属します。カレーに使われる黄色~オレンジ色の粉末として広く知られています。現在の研究は主に実験動物で行われていますが、ウコンに含まれるクルクミンは、軽度の炎症軽減からがん細胞増殖抑制まで、さまざまな健康効果が期待されています。

がん抑制効果

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの実験治療学部の研究者は、ウコンが長年炎症抑制に利用されてきたことと、炎症ががんの発生に関与することから、クルクミンのがん細胞への影響を調査しました。その結果、マウスの乳がん細胞が肺へ転移するのをクルクミンが抑制することが明らかになりました。

抗炎症作用

『Turmeric: The Genus Curcuma』によると、ウコンは強力な抗炎症効果を持ち、ウコン油やクルクミンは顕著な炎症抑制作用を示します。急性炎症に対する経口投与は、ステロイド薬(コルチゾン)と同等の効果があると報告されています。

糖尿病予防

米国国立衛生研究所(NIH)とコロンビア大学医学部の糖尿病・内分泌研究センターの研究では、肥満マウスにクルクミンを投与すると炎症が軽減され、糖尿病の症状が改善されました。

また、ディーパック・チョプラは『The Chopra Center Herbal Handbook』で、成人発症糖尿病の人は日常的にウコンを摂取することを推奨しています。

心臓機能サポート

『Journal of Clinical Investigation』に掲載された研究では、ラットにクルクミンを投与した後、心不全を誘発する手術を行いました。その結果、クルクミンを投与したラットは心不全を防ぎ、心肥大も逆転させました。

風邪・インフルエンザの対策

チョプラのハーブハンドブックでは、ウコンをコリアンダーやシナモンティーに混ぜると風邪やインフルエンザ、熱の緩和に効果的とされています。また、ウコンをはちみつに振りかけて摂取すれば咳止めにもなります。

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