ブラックリコリスは体にどんな影響を与えるのか?
リコリス(甘草)とは
リコリスはヨーロッパ中部・南部やアジア原産の多年草で、根茎(リゾーム)や茎は古くからお菓子、ハーブティー、薬として利用されてきました。
ブラックリコリスの原料、甘草根
ブラックリコリスの独特な甘みは、甘草根に含まれるグリチルリチン酸(グリシルリジン酸)から来ています。伝統的な代替医療では、気管支炎や胃潰瘍、肝炎などウイルス性疾患の緩和に用いられることがあります。
治療目的での利用は?
米国国立補完代替医療センター(NCCIH)によると、甘草に含まれるグリチルリチン酸がC型肝炎の合併症に対して有益である可能性が示唆された研究はあるものの、現時点で十分なエビデンスは得られていません。したがって、甘草を治療目的で使用する根拠は限定的です。
がんへの効果は?
米国がん協会(ACS)の情報によれば、動物実験では甘草抽出物が一部のがん細胞の増殖抑制に効果を示す報告がありますが、ヒトでの信頼できる臨床試験はまだ実施されていません。
過剰摂取のリスクと注意点
甘草を常用すると、血圧上昇、頭痛、倦怠感、むくみ(水分貯留)などの症状が現れることがあります。大量に摂取すると、低カリウム血症に伴う心不全や、最悪の場合は麻痺を引き起こすことも報告されています。また、降圧薬や利尿薬、ステロイドなどとの併用は副作用リスクを高めるため、医師に相談せずにサプリやお菓子として大量に摂取しないよう注意が必要です。
