記憶力低下に効果的なサプリメント

加齢に伴い、記憶力の低下は多くの人にとって不安やフラストレーションの原因となります。名前や場所を思い出すのが難しくなる「シニアモーメント」が増えてきたら、真剣に対策を考える時です。記憶力低下は栄養不足が原因になることもあり、近年の研究では特定のサプリメントが記憶機能の維持・回復に役立つ可能性が示されています。

ビタミンB12

ビタミンB12は健康な神経細胞の形成に不可欠で、欠乏すると記憶力低下が起こりやすくなります。加齢とともに食事からの吸収が低下する人が増えるため、経口サプリや舌下錠、場合によっては注射での補給が推奨されます。

コリン

コリンは神経伝達物質アセチルコリンの前駆体で、記憶機能に深く関わります。レバーや卵、タラ、鶏肉などの動物性食品に多く含まれますが、ほうれん草やカリフラワーなどの植物性食品でも摂取できます。サプリとしてはコリン塩酸塩(コリンビタレート)が一般的で、B群ビタミン製剤に含まれることもあります。

魚油(DHA)

魚油は心血管系の健康に有名ですが、DHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が記憶力向上にも効果があると報告されています。2009年のアルツハイマー協会国際会議で発表された研究では、DHAを定期的に摂取した被験者は記憶テストのミス数が半減したとされています。魚中心の食生活と同様の効果がサプリでも期待できます。

イチョウ葉エキス(Ginkgo biloba)

イチョウ葉エキスは記憶力改善サプリとして最も知られていますが、研究結果は一貫していません。小規模な試験では軽度の認知機能向上が示されたものの、2010年に米国医学雑誌(JAMA)で報告された大規模研究では有意な効果が確認されませんでした。効果は個人差がありますが、長い伝統的使用歴があることは事実です。

まとめ

記憶力低下の予防・改善には、まずバランスの取れた食事と適切な栄養素の摂取が基本です。その上で、上記のサプリメントを医師や栄養士と相談しながら取り入れることで、記憶機能の維持に役立つ可能性があります。

ハーブ療法 - 関連記事