がんの痛み緩和に効くパウ・ダルコ茶湿布の作り方と注意点
パウ・ダルコは中南米原産の常緑樹で、樹皮の内側がハーブ療法に利用されます。米国では1980年代から販売されており、鎮痛や様々な疾患(がんを含む)の治療に役立つとされています。パウ・ダルコは内服だけでなく、湿布として外用することも可能です。
パウ・ダルコ湿布の利用例
米国がん協会によれば、一部の人は皮膚炎、痔核、真菌感染、湿疹、創傷などに湿布としてパウ・ダルコを使用しています。ただし、がんによる疼痛に直接使用した事例は科学的に記録されていません。
パウ・ダルコ湿布の作り方
1. 樹皮を細かく刻むか砕く。
2. 鍋に水を入れ、刻んだ樹皮を加えて最低8分間沸騰させ、活性成分を抽出します。
3. 火を止めて液体を少し冷まし、まだ温かい状態で布やガーゼに浸して、患部に直接貼ります。使用する樹皮の量は患部の大きさに合わせて調整してください。
主な有効成分
パウ・ダルコに含まれる主成分はナフトキノン系化合物のラパチョールです。2020年に高崎健康福祉大学薬学部が実施した研究では、ラパチョールは抗真菌・抗菌作用を示すものの、強力な抗がん活性は確認されていませんでした。
パウ・ダルコとがん
2009年にStrangがん予防センターが発表した研究では、パウ・ダルコ抽出物が一部のがん細胞の増殖を抑制する可能性が示唆されました。しかし、同年のメリーランド大学の報告では、がん細胞を減少させるために必要とされる濃度は人体にとって有毒になる恐れがあると警告しています。
パウ・ダルコと疼痛
パウ・ダルコは伝統的に鎮痛目的で用いられますが、疼痛緩和に対する有効性を裏付ける臨床試験は現在のところ存在しません。
使用上の注意
外用時に樹皮が皮膚を刺激し、アレルギー反応や喘息を引き起こす可能性があります。また、木材粉塵に対する感作が報告されているため、作業中は適切な防護具(マスクや手袋)を着用してください。
