ブラックコホッシュ(ホーステイル)の長期的副作用と安全性

概要と用途

北米原産のブラックコホッシュはキンポウゲ科に属するハーブです。米国国立補完代替医療センター(NCCIH)によると、主に更年期障害(夜間の発汗、ホットフラッシュ、膣乾燥)に用いられ、月経障害や妊娠中の陣痛促進にも利用されてきました。

長期的な副作用

現在までの研究はほとんどが6か月未満で、長期的な安全性は十分に確認されていません。米国家族医師会(AAFP)は、乳がんの既往歴や家族歴がある女性に対しては使用を慎重にすべきと警告しています。培養細胞実験では、ブラックコホッシュが乳がん治療薬タモキシフェンの抑制効果を増強する可能性が示唆されました。また、乳がん患者のホットフラッシュに対する有効性はプラセボと同等という研究結果も報告されています。

その他の副作用

頭痛や胃腸不快感が報告されています。NCCIHの臨床試験では副作用は少数にとどまりますが、AAFPは特に胃腸障害が最も多いと指摘しています。高用量ではめまい、吐き気、嘔吐が起こることがあります。

米国薬局方は、肝機能障害のある女性はブラックコホッシュの摂取を避けるべきとしています。肝炎や肝不全の症例報告があり、腹痛、尿の変色、黄疸などの症状が現れることがあります。

使用方法と投与量

米国産科婦人科学会は、ブラックコホッシュや他の植物由来サプリメントの6か月以上の継続使用は推奨していません。市販の多くの製品は抽出物「レミフェミン」を含み、一般的な用量は20 mgの錠剤を1日2回、計4回です。効果は4〜8週間で現れることが期待されます。

注意事項

ブラックコホッシュと見た目が似たブルーコホッシュは別種で、より重篤な副作用を持つため、混同しないよう注意が必要です。

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