膀胱の弱さを改善するハーブ
膀胱が弱いと、突然トイレに駆け込んだり、咳やくしゃみで漏れやすくなるなど、日常生活に支障をきたすことがあります。ハーブ療法は膀胱を落ち着かせ、筋力を高めるとされていますが、まずは医師に相談し、根本原因を正しく診断してもらうことが重要です。
原因
臨床的に弱い膀胱は、骨盤底筋が十分に収縮できず、膀胱の開口部が閉じられないことが原因です。その結果、尿が尿道へ漏れ出し、重いものを持ち上げる、くしゃみ・咳・笑うといった動作時に「ストレス失禁」と呼ばれる漏れが起こります。高齢や妊娠・出産時の骨盤伸張が主な要因です。
一方、実際には過活動膀胱が原因であるケースも多く、これが「膀胱が弱い」と誤認されがちです。過活動膀胱では、尿意が急に強くなり、夜間頻尿や1日8回以上の排尿、トイレに間に合わない切迫性失禁が見られます。
ハーブ療法
以下のハーブは、弱い膀胱と過活動膀胱の両方に有効とされ、特にお茶にして摂取すると効果的です。
ブチュ(Buchu)
南アフリカ・ケープ地方原産の低木です。葉を煎じたお茶(1/2カップを1日3〜4回)に含まれるジオスフェノール(バロスマカンフール)は、尿路を浄化・消毒し、過活動を引き起こす細菌を除去します。また、膀胱筋を強化し、失禁や夜間尿の改善にも役立ちます。
ゴールデンロッド(Goldenrod)
葉を煎じたお茶(1/2カップを1日2〜3回)は抗炎症作用と利尿作用があります。刺激された膀胱や排尿困難(アトニック)な膀胱に用いられ、特に夜間頻尿の緩和に効果的です。
ホーステイル(Horsetail)
シリカが豊富で、1日1カップを2〜3回飲むと尿路組織の強化・再生を促します。過活動膀胱を引き起こす細菌感染の治療にも有効です。利尿作用がありますが、収れん作用により子どもの夜尿症や大人の失禁改善にも使用されます。
※ハーブはあくまで補助的な手段です。症状が続く場合は必ず医師の診断を受け、適切な治療を受けてください。
