滑りやすいニレ(スリッパリーエルム)の特徴と使い方
概要
滑りやすいニレ(学名: Ulmus fulva、別名: 赤ニレ、甘ニレ)は、北米先住民が何世紀も前から使用してきた伝統的なハーブです。樹皮に含まれる粘液質(ムシレージ)は、内服・外用ともに様々な症状の緩和に利用されます。
留意点
メリーランド大学医療センターによると、滑りやすいニレの科学的研究は十分に行われていません。伝統的使用に基づく効能は確認されていないため、使用時は副作用や体調の変化に注意してください。
内服使用
主成分は粘液質で、水に溶かすと濃厚なゲルになります。このゲルは喉の痛み、咳、胃食道逆流症(GERD)、下痢を和らげ、クローン病や潰瘍性大腸炎などの腸炎症にも抗酸化作用で寄与するとされています。
外用使用
外用では抗炎症・鎮静作用により、創傷、やけど、腫瘍、潰瘍、その他の皮膚刺激を緩和します。
使用方法
- ティー: 樹皮大さじ2を沸騰した水2カップに入れ、3〜5分抽出。1日3回まで飲用。
- チンキ: 5mlを1日3回。
- カプセル: 800〜1000mgを1日3回、摂取時は水1杯と共に。
- トローチ: 製品ラベルの指示に従う。
- 外用ペースト: 粗粉を沸騰水で濃いペーストにし、冷ました後、患部に20分以上塗布。夜間使用の場合は覆いをする。開放創には使用しない。
注意事項
粘液が消化管に保護膜を作るため、他の薬やサプリの吸収を遅らせる可能性があります。服用は他の薬の2時間前後にずらしてください。妊娠・授乳中の安全性は十分に検証されていませんが、外側の樹皮に流産リスクを高める成分が含まれる可能性があるため、妊婦は内側の樹皮使用でも注意が必要です。
