子どもに優しい天然ハーブ
ハーブは何千年もの間、子どもから大人まで安全に使用されてきました。症状を隠すのではなく、体の本来の回復力を高める働きがあります。単独でも、組み合わせても効果的です。
ラベンダー
リラックス効果で有名なラベンダーは、火傷の炎症を抑え、皮膚の回復を早めます。軽度の火傷には、冷水に浸した布に数滴のエッセンシャルオイルを垂らして当てます。首や肩に薄めたラベンダーオイルをマッサージすれば、頭痛や不安感の緩和にも役立ちます。ベビー用のハーブバスに、ティーバッグに入れた花を入れても安心です。
カモミール
消化不良や神経過敏、睡眠不足に効果的なカモミールは、リンゴのような甘い香りで子どもに好まれます。就寝前や学校帰りにティーとして与えると落ち着きます。歯が生える時期の不快感、乗り物酔い、乳児の疝痛にも有効です。ラベンダーと一緒にティーバッグに入れ、赤ちゃんの入浴に加えると、湿疹やおむつかぶれ、熱疹などの肌トラブルにもやさしい効果が期待できます。
エキナセア
エキナセアは自然の抗生物質として、風邪・インフルエンザ・喉の炎症に使われます。症状が出たらすぐに、乾燥ハーブを温かい水に浸したエキナセアティーやエキスを与えましょう。苦味が強いので、甘草入りのブレンドを選ぶと飲みやすくなります。また、火傷や虫刺されの緩和にも活用できます。夏場は氷入りハーブティーとして常備すると便利です。
ペパーミントとジンジャー
乗り物酔いや胃のむかつきには、ペパーミントとジンジャーが最適です。ジンジャーは嘔吐や胃痛を鎮め、結晶ジンジャーは飛行中に噛んだり、熱湯で抽出してティーにできます。ガスが溜まった時も両方のハーブが効果的です。ペパーミントティーは爽やかで、家庭菜園で育てれば子どもが自分で収穫した葉を使う楽しみもあります。葉を軽く潰し、沸騰したお湯を注いで5分置くだけで飲めます。
イラクサ(ネトル)
乾燥イラクサはティーや入浴に利用できます。ティーはアレルギーや膀胱感染に、入浴は切り傷や湿疹、やけどなどの皮膚炎の回復を助けます。ビタミンA・C、鉄、シリカ、カリウムが豊富で、シリカは髪のリンスとしても優秀です。フケやかゆみのある頭皮にイラクサティーを最後のすすぎに使うと、健康な髪へ導きます。
安全性と用量
ハーブは食品と同様に安全ですが、過剰摂取は避ける必要があります。液体エキスの安全な用量は以下の目安です(ボトル表示に従い、ミルクや水に混ぜて使用)。
- 6か月〜1歳:成人用量の1/10(約7滴)
- 1〜2歳:成人用量の1/5(約15滴)
- 3〜4歳:成人用量の1/4
- 6〜7歳:成人用量の1/3
- 9〜10歳:成人用量の1/2
授乳中の母親は成人用量をそのまま摂取し、母乳を通じて赤ちゃんに伝わります。
乾燥ハーブで作るお茶の目安は次の通りです。
- 0〜2歳:2〜3小さじ
- 2〜6歳:1/4カップ
- 6〜12歳:1/2カップ
- 12歳以上:1カップ
