閉経期の気分変動を和らげる方法

閉経に向かう数年間、そして閉経後数か月にわたり、女性のエストロゲンとプロゲステロンの分泌は大きく揺れ動きます。このホルモンの上下は、神経過敏やイライラといった「ムーディーさ」の原因となります。感情のジェットコースターに悩んでいる方へ、具体的な対策をご紹介します。

ホルモン療法

経口避妊薬や閉経ホルモン補充療法(HRT)を用いることで、ホルモンの急激な変動を抑え、ムーディーさを改善できます。睡眠障害やナイトスウェットといった身体的症状がイライラを助長していることもあるため、これらの症状を緩和するだけでも感情面に大きなプラス効果があります。

婦人科医は、個々の病歴や閉経の進行度に合わせて最適なホルモン療法を処方します。月経が続く女性にはエストロゲンとプロゲステロンが高濃度の経口避妊薬が処方されることがありますが、閉経後は安全性を考慮し、エストロゲン・プロゲステロンが低用量のHRTが主に選ばれます。

運動

定期的な有酸素運動は、エンドルフィン(脳内の「快感物質」)の分泌を促し、気分を向上させストレスを軽減します。また、体重増加防止、骨密度の維持、血圧低下、心機能改善など、全体的な健康にも寄与します。

メイヨークリニックは、週3〜5回、30分以上の運動を推奨していますが、10〜15分の短時間でも効果は期待できます。マラソンを走る必要はありません。ウォーキングや園芸、家事など、体を動かすことなら何でも構いません。

相談・サポート

閉経期は、空巣症候群や高齢の親の介護、離婚・死別、仕事や金銭面の課題など、人生の大きな転換点に直面しやすい時期です。こうした変化がムーディーさを引き起こすことがあります。

配偶者や親しい友人、家族に気持ちを打ち明けるだけでも、孤独感が和らぎ、情緒的な支えが得られます。より深いサポートが必要な場合は、自治体の保健所に相談し、ミッドライフの課題に特化した心理カウンセラーへの紹介を受けることができます。また、国立健康情報センターのウェブサイトでも、精神保健の相談先リストが掲載されています。

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