糖尿病治療薬と併用すべきでないハーブ

糖尿病は血糖値が高くなる内分泌・代謝疾患で、血中のブドウ糖が過剰になることで様々な組織や臓器に障害をもたらします。治療には血糖コントロールを目的とした処方薬が用いられますが、ハーブサプリメントが薬の効果を妨げることがあります。

糖尿病薬の種類と作用

・1型糖尿病は膵臓のβ細胞がインスリンを全く産生できないため、毎日インスリン注射が必要です。

・2型糖尿病はインスリン分泌が不十分、またはインスリン抵抗性があるため、インスリン分泌促進薬、インスリン感受性改善薬、消化抑制薬(食後血糖上昇を抑える)などが処方されます。

血糖上昇を促すハーブ(使用注意)

  • セロリ種子
  • ツボクサ(ウコン科)
  • ゴツコラ(Gotu kola)
  • ローズマリー
  • グルコサミン(関節炎のサプリとして使用)

これらは膵臓のインスリン分泌を抑制し、血糖値を上昇させるため、糖尿病薬と併用は禁忌です。

血糖低下を促すハーブ(低血糖に注意)

  • ジンセン(高麗人参・朝鮮人参など)
  • ショウガ
  • 苦瓜
  • アロエベラ
  • サボテン(オプティマス)

血糖降下作用があるため、薬と合わせて使用すると低血糖になるリスクがあります。必ず医師の管理下で使用してください。

血液をサラサラにするハーブ(スルホニル尿素系薬と相互作用)

  • ヒマラヤ馬栗の種子
  • ビスナガ(Visnaga)
  • スイートウッドラフ
  • ベッドストロウ(ヤロウ)
  • スイートクローバー(甘いクローバー)
  • レッドクローバー(赤クローバー)

これらに含まれるクマリンは肝臓でのスルホニル尿素系薬(グルコトロール、グリブリド、アマリルなど)の代謝を促進し、血糖降下効果が減弱します。

サリチル酸系ハーブ(薬効阻害の可能性)

  • スイートバーチ(甘樺)
  • ホワイトバーチ(白樺)
  • ミドウスウィート(ミモザ)
  • ウィンターグリーン
  • バルサムポプラ
  • ブラックポプラ
  • ジレアドバーム(ジレアドの香油)
  • ホワイトウィロー(白柳)
  • ブラックホウ(ブラックホウ)

サリチル酸様成分は抗炎症薬(アスピリン)と同様の作用を持ち、糖尿病薬の化学構造を変化させて効果を妨げる可能性があります。

以上のハーブは糖尿病治療薬と併用する際に注意が必要です。サプリメントの使用を検討する場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

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