プシリウム種(キシリウムシード)とは?
概要
プシリウム種は、シロツメクサ科(Plantaginaceae)に属する約250種の植物から得られます。特に Plantago psyllium が主な供給源で、インド、イラン、北アフリカ、アジア原産の一年草です。夏に小さな白い花を咲かせ、茶色い種子嚢(プシリウム)を実ります。1本の植物は最大15,000個もの無味・無臭の種子を産み、外皮に覆われています。
食物繊維含有量
プシリウム種の主成分は食物繊維です。種子の表面は約3分の1が水溶性繊維(ムチレージ)で、主に多糖類から構成されています。水に触れるとムチレージは10倍以上に膨張し、ゲル状になります。その他、炭水化物、ステロール、油脂、フラボノイドも少量含まれます。治療効果の大半はこの水溶性食物繊維に起因します。
治療効果
プシリウム種は体積増加作用(バルク形成作用)により便の量を増やし、便秘の改善に有効です。北米で最も一般的に使用されるバルク形成性下剤のひとつで、複数の市販下剤の有効成分として採用されています。
歴史
アーユルヴェーダや中国医学では、尿路疾患・高血圧・便秘・痔など幅広い症状に古くから利用されてきました。16世紀にヨーロッパの民間医療に取り入れられ、17世紀には痛風・炎症・痔の治療に用いられました。米国では第一次世界大戦後に本格的に普及しました。
安全性
推奨量を守ればプシリウム種は安全とされていますが、慢性的な便秘がある方は使用前に医師に相談することが望ましいです。
