ウコン(ターメリック)で痛みを和らげる方法

ウコンとは

ウコン(ターメリック)はウコン科の根茎(リゾーム)で、煮沸・皮むき・乾燥されて調味料や着色料として使われます。インド料理やピクルス、アイスクリーム、マーガリンなどに黄色を与えるだけでなく、医療用途としても注目されています。

主な成分と効果

クルクミンの色と抗酸化作用

ウコンの鮮やかな黄色はクルクミンという成分によるもので、強力な抗酸化作用があります。細胞の修復や健康維持を助けます。

炎症抑制と痛み緩和

クルクミンは炎症を引き起こす酵素、COX-2(シクロオキシゲナーゼ2)と5-LOX(5-リポキシゲナーゼ)を抑制します。これにより炎症が軽減され、痛みが和らぎます。

血栓予防への可能性

ジョージア医科大学の研究者は、脳卒中直後にクルクミンを投与すると血栓の大きさが減少することを報告しています。長時間の飛行などで起こりやすい「旅行者血栓」の予防にも期待されています。

皮膚がん患者の痛みと痒みの軽減

Patrick Quillin博士(2005年『Beating Cancer With Nutrition』)は、従来治療が効かない皮膚がん患者にウコンサプリを与えると、痛み・痒みの緩和だけでなく腫瘍サイズの縮小も見られたと述べています。

関節炎に関する研究

米国国立衛生研究所(NIH)が資金提供したアリゾナ大学の研究では、ウコン抽出物の鎮痛効果が市販の鎮痛薬と同等であることが示されました。クルクミンは転写因子NF-κBの活性化を阻害し、関節の炎症や他の炎症性疾患(多発性硬化症、喘息、炎症性腸疾患)にも有益と考えられます。

実際の症例

2009年7月13日のTime.com(CNN提携)で、スコット・ヘイグ医師は、生まれつきの慢性的な痛みを抱える患者がウコンサプリを試した結果、痛みが顕著に軽減し、股関節置換手術後も痛みが残らなかったと報告しています。

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