ブラッドルートの利用法
ブラッドルートは、切り口から赤橙色の樹液がにじみ出ることから名付けられた多年草です。白い花弁を持つカップ状の花が春先に咲き、葉は黄緑色で心形、裏面はオレンジ色の葉脈が特徴です。北米の涼しく湿った森林に自生しています。
歯科用途
血根はサンギナリンというアルカロイドを含み、歯磨き粉やその他の口腔ケア製品に利用されます。抗菌作用により口内の細菌増殖を抑え、抗炎症効果で歯肉炎による炎症や出血を軽減します。
医療用途
少量の血根は気管支平滑筋を弛緩させ、喘息、肺気腫、喉頭炎、気管支炎、のどの痛みの緩和に役立ちます。高用量では去痰作用があり、粘液除去を助けます。また、外用として疣贅、良性皮膚腫瘍、潰瘍、湿疹、白癬の治療に使用され、抗腫瘍効果も報告されています。
注意点
サンギナリンは呼吸器を刺激し血圧を上昇させます。血根の使用は白斑(口腔白板症)という前癌状態と関連し、内部摂取は嘔吐、下痢、頭痛、胃痛、悪心などの症状を引き起こす可能性があります。
農薬・駆除
血根は家畜の飼料に混ぜて牛や羊の駆虫薬として、また天然農薬として利用されます。サンギナリンの殺虫性により、蚊の幼虫やその他の昆虫に対して毒性があります。
歴史的利用
先住民は血根を皮膚に塗布して儀式用のペイントや布の染料として使用しました。また、血根茶は喉の痛み、熱、やけどの治療に用いられ、スーペリオル湖近辺の部族は皮膚がんの治療にも利用していました。
