生のアップルサイダービネガーは本当に病気を治すのか?

体重減少

メイヨークリニックの栄養士カタリン・ゼラツキー氏によると、アップルサイダービネガーを体重減少目的で摂取することの効果を示すエビデンスはありません。とはいえ、古くから酢を利用した減量法は存在します。2005 年に行われた小規模な研究では、食事と一緒に少量の酢を摂ると満腹感が早く得られ、食事量が減少する可能性が示唆されました。酢に含まれる酵素は脂肪の消化を助け、ペクチンという食物繊維は炭水化物の吸収を緩やかにします。これらは運動やバランスの取れた食事と併用すれば体重管理に役立つかもしれませんが、過剰摂取はリスクがありますので、使用前に医師に相談してください。

逆流性食道炎の治療

アップルサイダービネガーが逆流性食道炎(胃酸逆流)を治すという主張は、酸性のものを摂取して酸を中和しようとするものです。しかし、この効果を裏付ける研究はありません。むしろ、未希釈の酢を飲むと食道に損傷を与える可能性が報告されています。もし酢を消化促進のために利用する場合は、1〜2 小さじを8オンス(約240 ml)の水に希釈して飲むのが安全です。酢は胃や腸の酵素分泌を刺激し、消化速度を上げると考えられますが、同様の効果はパパイヤ酵素などでも得られます。

その他の主張

体内デトックスや肌のトラブル改善、爪や髪の健康、静脈瘤の改善、足の水虫やヘッドライスの駆除など、さまざまな効能が掲げられていますが、科学的根拠が不十分なものが多いです。信頼できる治療法が確立している症状については、まずそれらを優先すべきでしょう。

注意点

少量をたまに摂取する程度ならリスクは低いと考えられますが、長期的・大量に摂取すると問題が生じます。酢は強酸性で、未希釈で飲むと歯のエナメル質や歯茎、喉の粘膜を損傷します。また、血中カリウム濃度を低下させ骨密度に影響を与える可能性があります。利尿薬、下剤、糖尿病薬、心臓病薬などと併用すると相互作用が起こることがあるため、必ず医師に相談してください。

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