ヴァレリアン(根)はリラックス効果がありますか?

ヴァレリアンは何世紀にもわたり、不眠や不安の緩和に用いられてきました。花を咲かせるこの植物の根に、リラックス効果をもたらす成分が含まれていると考えられています。臨床試験で明確な効果は証明されていませんが、睡眠の質向上や不安感の軽減が期待できると報告されています。

基本情報

  • 学名は Valeriana officinalis。欧州、アジア、北米に自生し、米国食品医薬品局(FDA)でも安全性が認められています。
  • 2世紀頃から不眠や不安、神経過敏の治療に利用されており、漢方やアーユルヴェーダでも関連種が使用されています。

主な効果

  • 不眠症や睡眠障害、緊張・不安、軽度のうつ、心拍の乱れ、筋肉痙攣、震え、頭痛の緩和に役立つ可能性があります。
  • ヴァレリアン抽出物はGABA(γ-アミノ酪酸)の分解を抑制し、神経系の活動を抑えて鎮静効果をもたらすとされています。

用量と摂取方法

  • 最適な用量はまだ確立されていませんが、米国メリーランド大学は、250〜600 mg の乾燥粉末抽出物を就寝1〜2時間前に、または1日最大3回、最後の服用を就寝前に行うことを推奨しています。
  • 不安緩和目的の場合は、200 mg を1日3〜4回に分けて摂取することが報告されています。
  • お茶、チンキ、液体抽出物としても利用できます。

識別ポイント

  • 高さ約1.2 m の多年草で、直立した中空の茎の先に傘形の花序があります。
  • 葉は濃い緑色で先が尖り、裏面は毛状です。6月に白・淡紫・ピンクの小さく甘い香りの花が咲きます。
  • 根は薄い灰褐色で、採取時はほとんど臭いがありません。

注意点・副作用

  • 軽度の頭痛、めまい、胃部不快感、翌朝の倦怠感などが報告されています。
  • 全身麻酔との相互作用を避けるため、手術の1週間前には使用を中止してください。
  • 他の医薬品を服用中の場合や持病がある場合は、使用前に医師に相談してください。

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