関節炎に効くジンジャーの活用法

ジンジャー(Zingiber officinale)は熱帯植物の根茎です。料理だけでなく、古くから東洋医学で消化不良や下痢、心臓疾患など幅広い症状に用いられてきました。新鮮・乾燥・粉末・結晶状の形で入手でき、カプセル、エキス、エッセンシャルオイル、チンキとしても販売されています。ジンジャーに含まれるフェノール系酸性化合物と揮発性オイルが、抗吐き気・抗炎症作用をもたらします。

ジンジャーと関節炎

2001年にマイアミ退役軍人医療センターとマイアミ大学が実施した研究では、ジンジャー抽出物が変形性関節症患者の膝の痛みを有意に軽減したことが報告されています(参考文献2)。関節炎の痛みを和らげるには、ジンジャー粉末・オイル・チンキ・エキス・カプセルなどで1日合計2 gを数回に分けて摂取するか、ジンジャーティーを最大4杯飲むことが推奨されています。

ジンジャーティーの作り方

皮をむかずに新鮮なジンジャー根を粗く刻み、約1/2カップ分用意します。鍋に3カップの水とジンジャーを入れ沸騰させ、弱火にして蓋をし10分ほど煮ります。味を見て濃さを調整し、好みで水を足すかさらに煮詰めます。茶こしで濾し、甘味を加えても構いません(参考文献3)。関節炎財団は、1日最大4杯のジンジャーティーを推奨しています。

ジンジャーティンクチャーの作り方

ジンジャーの抗関節炎効果を長期間保存したい場合は、チンキが便利です。1クォート(約1 L)の密閉瓶の1/4程度に刻んだ乾燥ジンジャーを入れ、100度(40%)のウォッカで満たします。別容器で新鮮ジンジャーをすりおろし、同じくウォッカでアップルソース状になるまで混ぜ、瓶が3/4になるまで加えていきます。さらにウォッカで満たし、蓋を閉めてよく振り、暗く涼しい場所で1か月熟成させます。その後、漂白していないムスリンやコーヒーフィルターで濾し、暗色ガラス瓶に移して保存します(参考文献2)。

ジンジャー料理のポイント

すりおろしたジンジャーはスープやサラダドレッシング、フレッシュジュースに加えると風味がアップします。皮付きのまま冷蔵庫で紙タオルに包んで保存すれば約3週間、冷凍すれば2か月持ちます。粉末ジンジャーは焼き菓子に、結晶ジンジャーは甘味料として活用できます。食事や飲み物に含まれるジンジャーも1日の摂取量にカウントすることを忘れないでください(参考文献3)。

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