更年期のホットフラッシュ(ほてり)の対処法
原因と引き金
更年期に起こるホットフラッシュは、体全体に急に熱感が走り、顔が赤くなり、汗をかく症状です。主に顔が赤くなることが多く、軽いものから大量の発汗まで幅があります。夜間に起きると睡眠を妨げ、夜間発汗(ナイトスウェット)と呼ばれます。原因は明確ではありませんが、ホルモンバランスの変化が関与すると考えられています。
- 刺激となる食品:辛いもの、酸味の強いもの(カイエンペッパー、ピクルス)、白砂糖、飽和・不飽和脂肪、熱い飲み物、カフェイン、アルコール
- 感情的なストレスや抑えた怒り
- 暑い環境(高温、サウナ、温泉)やタバコ・大麻の使用
運動の効果
ホットフラッシュ時にエンドルフィンが減少しますが、適度な運動は視床下部を刺激し、LH・FSHの分泌を抑えてエンドルフィンを増やします。週に3回、30分程度の中強度の運動(ウォーキングや軽いジョギング)が効果的です。
呼吸法
深呼吸を意識的に行うことで、発作の持続時間や強さを軽減できます。1分間に6〜8回、15分間を1日2回行うと、ホットフラッシュの頻度が約40%減少するという研究結果があります。
ハーブ療法
- ビテックス(聖女の実)…LH・FSHのバランスを整え、エストロゲンを低下させプロゲステロンを上げます。効果は2〜3か月後に現れ、最大効果は1年継続で得られます。
- ブラックコホシュ…アメリカ先住民が更年期症状に使用。1日10〜15滴を1〜2回服用。使用前に必ず医師と相談してください。
- マザーウォート…不安、睡眠障害、ストレス緩和に有効。1日1〜6回、15〜25滴のチンキを3か月間使用。月経過多の方は使用不可です。
服装の工夫
通気性の良い天然繊維(綿、ウール、シルク)を選び、重ね着で調整できるようにすると、発作時にすぐに脱ぎ足すことができ、再び寒くなったときに戻すことができます。
ビタミン・ミネラル
ホットフラッシュはビタミンB・C、マグネシウム、カリウムの消耗を招くため、サプリで補うと効果的です。ビタミンE(400〜800 IU)は症状緩和に有効ですが、糖尿病や高血圧、リウマチ性心疾患の方は医師の指示が必要です。イブニングプリムローズオイルは睡眠改善と発作軽減に役立ちます。
