急性黄斑神経網膜症とは何か
急性黄斑神経網膜症(AMN)とは
急性黄斑神経網膜症(Acute Macular Neuroretinopathy、略称AMN)は、網膜の中心部である黄斑に影響を及ぼす稀な眼疾患です。主に若年成人に突如として片眼の視力低下が起こります。
原因
原因は明確に解明されていませんが、炎症や血管炎が関与していると考えられています。ウイルス感染、自己免疫疾患、特定の薬剤が発症のきっかけになることがあります。
主な症状
最も顕著な症状は片眼の急激な視力低下です。その他、以下のような症状が報告されています。
- 視界がぼやける
- 文字や細かいディテールが読みにくい
- 視覚が歪む
- 暗点や飛蚊症が現れる
診断方法
眼科医は以下の検査を組み合わせて診断します。
- 視力検査
- 眼底検査(ファンドスコピー)
- 光干渉断層計(OCT)
- 蛍光眼底血管造影(フルオレセインアンジオグラフィー)
治療方針
現在、AMNに対する特効薬はありません。炎症を抑え、視力回復を目指す対症療法が中心です。主な治療選択肢は次のとおりです。
- 経口または注射によるステロイド
- 免疫抑制剤
- 抗ウイルス薬(ウイルス感染が疑われる場合)
- 光凝固レーザー(血管漏出の封鎖)
- 硝子体手術(硝子体除去)
予後
多くの患者は時間とともに視力が徐々に回復し、予後は概ね良好です。ただし、一部のケースでは永続的な視力低下が残ることがあります。
