甲状腺機能低下症の自然療法

甲状腺機能低下症(甲状腺の働きが低下する状態)は、体重管理や代謝に影響を与えるため、日常生活の大きな障壁となります。甲状腺はヨウ素を利用してホルモンを合成し、全身の代謝を調整します。症状が出たらまず医師の診断を受け、原因を特定したうえで自然療法を検討してください。

ヨウ素

ヨウ素不足が原因で甲状腺機能が低下している場合、ヨウ素の摂取を増やすことで改善が期待できます。食事に塩を追加せずにヨウ素を補う簡単な方法は、昆布などの海藻サプリメントを利用することです。1日あたり約225 µgのヨウ素が目安とされています。海藻、魚介類、ヨーグルト、肉、ジャガイモなどもヨウ素を含む食品です。ただし、過剰摂取は逆に甲状腺機能低下を招く恐れがあるため、必ず医師に相談してからサプリメントを使用してください。

ブラダーラク(膀胱藻)

ブラダーラクはヨウ素を豊富に含む海藻で、カリウム、カルシウム、鉄、亜鉛も含まれます。甲状腺の働きを高め、代謝を促進するとされています。米国メリーランド大学医療センター(UMMC)は、甲状腺機能低下が診断された場合、1回600 mgを1日3回摂取することを推奨しています。ヨウ素欠乏が原因と診断されたときのみ、医師と相談の上で摂取を開始してください。

セレニウム

セレニウムは甲状腺ホルモンの合成と代謝に関与し、欠乏すると機能低下を引き起こすことがあります。セレニウムサプリを使用する前に、必ず医師の検査で欠乏が確認されているか確認しましょう。過剰摂取(約200 µg以上)や長期間の大量摂取は糖尿病リスクを高める可能性があります。成人(15歳以上)は1日最大55 µgまでに抑えることが推奨されています。

いずれのサプリメントも、自己判断での過剰摂取は避け、必ず医師の診断と指導のもとで使用してください。

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