静脈内キレート療法とは何か
治療概要
重金属(例:鉛や水銀)による中毒の場合、医師はキレート剤であるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を数時間にわたって静脈内投与します。
キレート作用
「キレート」という語はラテン語で「爪」を意味し、キレート剤は鉄、マグネシウム、鉛などの金属を捕らえて結合させ、尿中に排出させます。
がんとの関係
がんの原因を「毒素」や重金属に求める代替医療の支持者は、キレート療法ががんに有効と主張しますが、米国がん協会(ACS)はその根拠はないとしています。
心臓病への効果説
一部では、キレート剤が血中のカルシウム沈着を除去し、動脈硬化を改善すると考えられています。EDTAは遊離カルシウムは除去できますが、プラーク自体は除去できず、米国心臓協会やFDAは心臓病治療としてのキレート療法を承認していません。
リスクと副作用
吐き気や灼熱感などの不快感に加え、腎臓への永久的な損傷という稀なリスクがあります。
