注意欠陥・多動性障害(ADHD)への代替治療法
自然サプリメントの活用
メリーランド大学医学センターが臨床研究に基づき、ADHD症状の軽減に有用とするサプリメントをいくつか紹介しています。適切な用量は経験豊富な医療従事者と相談してください。主なものは以下の通りです。
- マグネシウム
- ビタミンB6
- 亜鉛
- 必須脂肪酸(魚油やイブニングプリムローズオイル)
- L-カルニチン
これらは脳機能や行動に関与し、ADHD症状の改善が報告されています。
また、特定のホメオパシー薬(ストラモニウム、シナ、ヒオシアムス)がプラセボに比べ有意な改善を示した研究もあります。ホメオパシーは個々の特徴に合わせて処方されるため、専門のホメオパシストと相談することが重要です。
さらに、欧米で一般的に用いられるハーブ療法として、ローマンカモミール、バレリアン、レモンバーム、パッションフラワー、イチョウ、アメリカンジンセンがありますが、科学的根拠は十分ではありません。
マインド/ボディ技法で行動を調整
催眠、瞑想、漸進的リラクゼーション、バイオフィードバックなどの技法は、ストレス軽減や自己肯定感の向上、コントロール感の獲得に役立ちます。特にバイオフィードバックは、脳波を自己調整し注意力を高め、ADHDに関連する過活動を抑える訓練が可能です。効果を得るには、認定されたバイオフィードバックの専門家の指導が必要です。
食事の工夫
食事とADHDの直接的な因果関係は確立されていませんが、いくつかの研究や経験的報告から、以下のような食事変更が症状改善に寄与する可能性があります。
- 砂糖、カフェイン、人工着色料・香料・保存料の摂取を控える
- 全粒穀物などの複合炭水化物を中心にし、タンパク質は控えめにする
- 食物アレルギーや感受性の検査を行い、除去食(アレルゲンを一つずつ除く)を試す
特に子どもの場合は、栄養とADHDに詳しい医療従事者と相談しながら実施してください。
