対称性緊張性首反射(STNR)とは?
対称性緊張性首反射(STNR)とは
対称性緊張性首反射(Symmetric Tonic Neck Reflex、STNR)は、乳児にみられる原始的な反射です。頭を左右に向けたとき、向かい合う側の腕が伸び、反対側の腕が屈曲します。この反射は、乳児が頭部の位置と体のバランスを調整し、運動技能の発達を助ける役割があります。
出現時期と自然な消失
STNRは出生直後から約6か月までの間に顕著に見られます。乳児が頭部や体幹の制御を獲得すると、徐々にこの反射は抑制され、通常は6か月頃に消失します。
6か月以降に残存する場合の注意点
もし6か月を過ぎてもSTNRが持続している場合、発達遅延や神経系の問題のサインである可能性があります。具体的には、以下のような状態が考えられます。
STNRが遅れる・欠如する原因
- 早産
- 脳性麻痺
- ダウン症候群
- その他の神経系疾患
乳児の運動発達を促す方法
- 毎日「タミータイム」(うつ伏せの時間)を設け、首や背中の筋肉を鍛える。
- 手を伸ばしてつかむ動作を促すおもちゃを提供する。
- 座位や立位の練習をサポートし、体幹の安定感を高める。
- 赤ちゃんと会話し、音を出すように促すことで感覚刺激を与える。
- 一緒に遊びながら新しい動作を学ばせ、楽しみながら発達を促す。
これらのポイントを日常に取り入れることで、赤ちゃんが本来の発達ポテンシャルを最大限に引き出す手助けができます。
