シカハエ(タバニダエ)のアレルギーと対策
概要
シカハエ(タバニダエ科)はハエの一種で、体長は約6〜7mm(ハエと同程度)です。色は黄から茶、黒までさまざまで、翅に暗い帯があり、眼は緑色に光ります。幼虫は水中で成長し、主に小川や沼地の近くに生息します。
刺すハエ
シカハエは刺す口器を持ち、血液を吸う際に抗凝固剤を含む唾液を注入します。この唾液に対してアレルギー反応が起こることがあります。雌だけが刺し、昼間に活動します。
症状
刺された部位に腫れや潰瘍ができ、発熱や倦怠感を伴うことがあります。重症例では蕁麻疹、嘔吐、呼吸困難が見られます。咬まれが繰り返されると感作が進み、症状が悪化しやすくなります。
対処法
軽度の症状には冷湿布やヒドロコルチゾン軟膏、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン薬が有効です。意識消失や呼吸困難などの重症の場合は、すぐに抗ヒスタミン薬を投与し、救急医療を受けてください。また、追加で刺されないよう防虫対策も重要です。
その他の健康リスク
シカハエはツラレミア(ウサギ熱)やコレラ、炭疽などの病原体を媒介することがあります。刺し傷は二次感染の入り口になるため、抗菌軟膏での処置と感染兆候の観察が必要です。
