赤ちゃんのクモ咬傷の兆候と症状
ほとんどのクモの咬傷は赤ちゃんにとって無害ですが、ブラウン・リクルーズやブラックウィドウなど、重篤な症状を引き起こすクモもいます。咬傷の兆候と症状を把握すれば、早期に診断し、必要に応じて医療機関を受診できます。
咬傷部位
赤ちゃんがクモに噛まれた場合、まずは咬傷部位に特徴的な変化が見られます。
- ブラックウィドウの場合:目立った外傷はほとんどなく、小さな赤い点が現れるだけです。部位が軽く赤く腫れることがありますが、ほぼ即座に「つまようじで刺された」ような軽い痛みを感じます。
- ブラウン・リクルーズの場合:痛みが強く、蜂に刺されたように感じます。噛まれた直後に液体で満たされた水疱が形成され、時間とともに赤みと炎症が広がります。水疱が次第に潰れ、発疹や潰瘍へと進行します。
身体的症状
クモの毒が血流に入ると、全身にさまざまな症状が現れることがあります。赤ちゃんは言葉で訴えられないため、親が注意深く観察することが重要です。
- ブラックウィドウの毒:症状は数時間後に出現し、激しい痛みと関節の硬直が特徴です。高熱、悪寒、吐き気、激しい腹痛が伴うことが多く、稀に蕁麻疹が出ることもあります。
- ブラウン・リクルーズの毒:数時間以内に吐き気や高熱が現れ、倦怠感や無気力が続きます。赤ちゃんが起き上がれず、刺激に反応しにくくなることがあります。
アナフィラキシー
まれに、クモ咬傷に対して重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こります。顔や舌、喉が腫れ、呼吸が困難になると同時にショック状態に陥ることがあります。このような症状が見られた場合は、直ちに救急車を呼び、医療機関での緊急処置が必要です。
クモに噛まれたと疑われる場合は、まず咬傷部位と全身の変化を観察し、異常が見られたら速やかに医師に相談してください。
