骨がんの主なタイプと症状
2009年の米国では、骨がんで1,470人が死亡し、2,570件の新規患者が報告されています。骨がんにはいくつかのタイプがあり、主な症状は痛みです。癌が進行すると症状は悪化します。疑いがある場合は速やかに医師の診察を受けましょう。
骨肉腫(Osteosarcoma)
最も一般的な原発性悪性骨腫瘍で、主症状は夜間に悪化する疼痛です。腫瘍が大きいと部位が腫れたように見えることがあります。骨が弱くなり、骨折しやすくなることもあります。
ユウイング肉腫(Ewing's Sarcoma)
骨腫瘍の中で最も攻撃的です。腫瘍の位置や大きさにより症状は異なりますが、疼痛や圧痛、腫脹が見られます。神経付近では痛みが強く、骨がもろくなるため骨折しやすくなります。倦怠感、発熱、体重減少、食欲不振、貧血、しびれやチクチク感、腫瘍部位の紅斑や腫脹も報告されます。脊椎近くの場合は麻痺や失禁が起こることがあります。
軟骨肉腫(Chondrosarcoma)
二番目に多い骨がんです。骨に大きな腫瘤ができ、周囲に圧迫感が生じます。強い疼痛が特徴で、頭痛や視覚・聴覚障害が伴うことがあります。
悪性線維組織球芽腫(Malignant Fibrous Histiocytoma)
腫瘍の部位と大きさにより症状は異なります。最初の症状として骨折が起こることがあります。発熱、体重減少、低血糖もみられます。軟部組織の腫脹は通常痛みを伴いませんが、歩行障害や四肢の使用困難が生じることがあります。神経や筋肉を圧迫すると疼痛が出ます。
線維肉腫(Fibrosarcoma)
稀な骨がんで、膝、腕、太もも部位に腫脹や疼痛、圧痛が現れます。歩行障害や軟部組織の腫脹がみられることがあります。
脊索腫(Chordoma)
稀な骨がんで、頭蓋底に腫瘍ができると頭痛、複視、頸部・顔面の疼痛が出ます。嚥下障害や聴覚変化も報告されています。脊椎や仙骨に腫瘍ができると、排便・排尿機能障害、失禁、勃起障害、四肢のしびれや脱力が起こります。
