乳がんとは何か?体への影響と対策
乳がんとは
乳がんは乳房の細胞から発生します。最も一般的なタイプは乳管にできる「浸潤性乳管癌(ductal carcinoma)」で、乳管の内側の細胞ががん化します。もう一つの主要なタイプは乳腺にできる「浸潤性乳腺癌(lobular carcinoma)」で、乳腺小葉の細胞ががん化します。
男性の乳がん
男性でも乳がんは発症しますが、女性に比べ非常に稀です。男性の乳がんは主に乳管の細胞から始まります。
転移性乳がん
乳がんは肺、肝臓、脳など他の臓器へ転移することがあります。これを「転移性乳がん」と呼び、完治は難しいものの、進行を遅らせ生活の質を向上させる治療が可能です。
主なリスク要因
- 年齢:年齢が上がるほどリスクは増加します。
- 家族歴:母・姉・娘などに乳がん患者がいるとリスクが高まります。
- 遺伝子変異:BRCA1・BRCA2 などの変異があると罹患リスクが上昇します。
- 乳房の密度:乳腺組織が多く脂肪が少ない「濃密乳房」はマンモグラムでがんが見えにくく、早期発見が困難です。
- 生活習慣:肥満、過度の飲酒、喫煙はリスクを高めます。
診断方法
乳がんはマンモグラム、超音波検査、組織生検(バイオプシー)などで診断されます。症状がなくても定期的な検査が重要です。
治療の選択肢
治療はがんのステージや患者さんの希望に応じて決定します。主な治療法は以下の通りです。
- 手術(乳房温存手術や乳房全摘出)
- 放射線療法
- 化学療法
- ホルモン療法(エストロゲン受容体陽性の場合)
- 分子標的療法(HER2陽性の場合)
予防と早期発見の重要性
乳がんは早期に発見すれば治癒率が高くなります。リスク要因を把握し、40歳以上の女性は年1回、40歳未満でもリスクが高い場合は医師と相談して検査を受けましょう。定期的なマンモグラム検査が早期発見につながります。
