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インスリン増感療法(IPT)とは?がん治療への応用とリスク

インスリン増感療法(IPT)とは

インスリン増感療法(Insulin Potentiation Therapy、略称IPT)は、インスリンと低用量の化学療法薬を同時に投与し、がん細胞への薬剤浸透を高めることを狙った治療法です。代替医療として扱われ、標準的ながん治療の第一選択ではありません。エビデンスが乏しく、効果とリスクの両面で慎重な評価が必要です。

治療の流れ

治療は、絶食(6〜8時間)後に体重に基づいてインスリンを静脈投与し、血糖が低下した後に低用量の化学療法薬を静脈注射します。インスリンの作用で血糖が下がり、がん細胞の透過性が上がることで、少量の薬剤でも効果が期待できるとされています。

理論的根拠

インスリンはがん細胞の代謝や増殖に影響を与えると考えられ、細胞膜の透過性を高めることで化学療法薬の浸透を促進するとされています。しかし、実際にがん細胞が死滅するかどうかは限定的な研究しかなく、効果は十分に証明されていません。

治療期間

一般的には、週2回のペースで12〜18週間続けます。標準コース終了後は、インスリンと化学療法薬の追加投与を定期的に行うメンテナンスフェーズが必要になることがあります。

合併症・副作用

効果が不確かであるだけでなく、低血糖による意識障害、痙攣、最悪の場合は死に至るリスクがあります。また、インスリン投与により心拍数の変動、低血圧、呼吸困難などの副作用が生じることがあります。さらに、他の処方薬との相互作用で治療効果が低下する可能性も指摘されています。

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