化学療法の副作用と対策
化学療法はがん細胞を攻撃するために薬剤を使用しますが、同時に体内の速い増殖が求められる正常細胞にも影響を与え、さまざまな副作用が現れます。副作用の程度は個人差があります。
倦怠感(疲労)
極度の疲れやすさは化学療法で最も一般的な副作用のひとつで、日常生活に支障をきたすことがあります。
脱毛
薬剤によっては毛髪が脆くなり、抜け落ちたり、毛根から抜け落ちることがあります。
下痢
水様性の便が頻繁に出る状態で、患者の約75%が経験します。重度になると栄養失調や脱水を招く恐れがあります。
心臓への影響
特にアントラサイクリン系薬剤は心筋にダメージを与えることがあります。足や手のむくみ、めまい、乾いた咳、不整脈などが警告サインです。
神経系の変化
脳や脊髄、末梢神経に影響し、視覚障害、頭痛、口渇、けいれんなどが起こることがあります。
骨髄の障害
骨髄は赤血球・白血球・血小板を作りますが、化学療法で損傷すると出血や打ち身が起きやすく、感染症にかかりやすくなります。
副作用は治療の進行状況や使用する薬剤によって異なるため、医師と密に相談し、適切な対策を講じることが重要です。
