ステージIII・IVの結腸がん
結腸がんのステージ
米国国立がん研究所(NCI)によると、結腸がんは0期からIV期まで5つのステージに分類されます。0期はがん細胞が結腸の粘膜層にとどまっている状態です。1期はがんが粘膜層に限局し、2期になると近くの組織へ浸潤します。3期ではがん細胞が近傍のリンパ節や他の臓器に転移し、4期(末期)では肝臓や肺など主要臓器へ広がります。
リスク要因
メイヨークリニックとNCIによれば、年齢の上昇、特定の人種、家族歴(大腸がんやポリープ)、糖尿病などの基礎疾患が結腸がんのリスクを高めます。特に50歳以上の方に90%以上が診断され、アフリカ系アメリカ人は他の人種に比べリスクが高いとされています。
ステージIII・IVの結腸がんの兆候と症状
初期(0期〜2期)では症状がほとんどありませんが、がんが進行すると不規則な排便、血便、下痢、倦怠感、膨満感、ガス痛などが現れます。これらは主にステージIII・IVで見られる一般的な症状です。
治療法
3期の患者には外科手術(腫瘍部位の切除)と化学療法が標準的です。手術後、パクリタキセルなどの抗がん剤を静脈注射で投与し、残存がん細胞の増殖を抑制します。
4期の場合は、手術に加えて放射線療法や化学療法が行われます。手術ではがんが侵潤した結腸と、肺や肝臓などの転移部位を可能な限り切除します。その後、緩和的目的で放射線や化学療法が実施され、症状緩和と生活の質向上を図ります。
5年生存率
NCIのデータによれば、3期の結腸がんの相対5年生存率は約69%です。一方、4期では約11%に低下します。
