大腸がんは消化管の一部である大腸に発生するがんで、主に小さなポリープが時間とともに悪性化して起こります。ポリープは症状がほとんど出ないため、早期発見には各種検査が不可欠です。

大腸内視鏡検査(コロノスコピー)

細長いカメラ付きチューブ(大腸内視鏡)を肛門から大腸全体に挿入し、ポリープや異常を直接観察します。

シグモイドスコピー

大腸内視鏡検査と似ていますが、対象は大腸の一部(S状結腸)に限られます。そのため、検査範囲が狭く、感度はやや低くなります。

バリウム浣腸(二重造影バリウム浣腸)

バリウム液を腸内に注入し、X線撮影で大腸の形状を映し出す検査です。二重造影法では空気も併用し、より詳細な画像が得られます。

潜血便検査

便中の微量な血液を検出する検査で、出血が大腸がんや胃・小腸の病変による可能性を示唆します。

生検

大きなポリープや腫瘍が見つかった場合、組織の一部を採取して顕微鏡で癌細胞の有無を確認します。腫瘍は悪性、良性、または炎症性のいずれかです。

その他の結腸疾患

大腸がんが否定された場合でも、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)や憩室症などが考えられます。クローン病は腸管が狭くなることが特徴です。