大腸内視鏡検査の推奨頻度は?
平均リスクの推奨
大腸がんのリスクが平均的な人は、50歳で初めて大腸内視鏡検査を受けることが一般的に推奨されています。検査結果が正常であれば、次回は5〜10年後に再検査が勧められます。
2008年に『New England Journal of Medicine』に掲載された研究では、大腸がんはゆっくりと進行するため、5年ごとの検査で十分と結論付けられました(ただし、前回の検査で異常が見つかった場合は頻度を上げます)。
高リスクの推奨
リスクが高い人は、50歳に達する前に初回検査を受け、以降はより頻繁に検査を行う必要があります。具体的なスケジュールは、過去の検査結果や家族歴、既往歴に基づいて医師が決定します。米国がん協会(American Cancer Society)は、リスクが高い人向けのスクリーニングガイドラインを提供しています。
リスク要因
大腸がん患者の90%は50歳以上です。その他のリスク要因としては、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、過去の大腸がんや特定のポリープの既往、家族歴、遺伝的素因があります。
喫煙、食生活、運動不足といった生活習慣もリスクを高めます。アフリカ系アメリカ人やアシュケナジム系ユダヤ人は、平均より発症率が高いことが報告されています。
大腸内視鏡検査の前準備
検査では腸内を完全に空にする必要があります。医師の指示に従い、市販の下剤を使用し、前日は透明な液体のみの食事にします。下剤は検査の前日の午後または夕方に服用し、トイレ近くで過ごすようにしましょう。
検査手順
多くの患者は鎮静剤を投与され、検査中は眠っている状態です。そのため記憶が残らないことが多いです。軽い鎮静や鎮痛のみの場合は覚醒したまま検査を受けます。医師は細長い柔軟チューブ(内視鏡)を肛門から大腸へ挿入し、光とファイバーオプティクスで映像をモニターに映し出します。
検査後の注意点
大腸内視鏡検査は外来で行われ、鎮静が切れたら自宅へ帰ります。翌日までの運転は禁じられ、必ず同伴者が帰宅をサポートしてください。多くの方は翌日から仕事に復帰できます。
